みんなが家(いえ)や学校(がっこう)などで使(つか)った後(あと)の汚(よご)れた水(みず)(汚水(おすい))は、道路(どうろ)の下(した)などに埋(う)められた汚水管(おすいかん)を通(とお)って下水処理場(げすいしょりじょう)に集(あつ)められ、きれいな水(みず)になっています。

汚水管(おすいかん)を通(とお)って処理場(しょりじょう)に着(つ)いた汚水(おすい)は、まず沈砂池(ちんさち)で大(おお)きなごみや砂(すな)を取(と)り除(のぞ)きます。次(つぎ)に、最初(さいしょ)沈(ちん )でん池(ち)でゆっくり汚水(おすい)を流(なが)し、沈砂池(ちんさち)で沈(しず)まなかった小(ちい)さなごみや砂(すな)を底(そこ)に沈(しず)めます。

最初(さいしょ)沈(ちん)でん 池(ち)を 通(とお)った 汚水(おすい)は、エアレーションタンクに 入(はい)ります。ここでは、 活性汚泥(かっせいおでい)(バクテリアなど 微生物(びせいぶつ))を 汚水(おすい)に 混(ま)ぜ、 空気(くうき)を 吹(ふ)き 込(こ)みます。すると、 吹(ふ)き 込(こ)まれた 空気(くうき)の 中(なか)の 酸素(さんそ)の 助(たす)けを 借(か)りて、 微生物(びせいぶつ)が 汚水(おすい)の 汚(よご)れを 食(た)べ、 大(おお)きな 固(かた)まりを 作(つく)っていきます。

この 汚泥(おでい)の 固(かた)まりを 最終(さいしゅう)沈(ちん)でん 池(ち)で 沈(しず)め、 最後(さいご)に、 塩素混和池(えんそこんわち)で 水(みず)を 消毒(しょうどく)し、 微生物(びせいぶつ)を 取(と)り 除(のぞ)いてから 川(かわ)や 海(うみ)に 流(なが)します。この 水(みず)は、コイやフナなどの 魚(さかな)がすむことができるくらいきれいになっているんだよ。

※ 後田川緑道公園(うしろだがわりょくどうこうえん)のせせらぎ 水路(すいろ)や 文化(ぶんか)の 森(もり)の 池(いけ)には、 汚水(おすい)をきれいにした 水(みず)を 流(なが)しているんだよ。